掌蹠膿疱症とは?
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に水疱や膿疱、鱗屑ができる病気です。
病気の原因ははっきりとはわかっていませんが、喫煙によって病気が引き起こされることや歯周炎、扁桃炎、金属アレルギーなどの慢性的な炎症がリスク因子として考えられています。
また、掌蹠膿疱症に伴う関節炎もあり、関節痛がある場合は早期に治療を開始する必要があります。
主な症状
- 手のひらが何となくムズムズする
- 手のひらや足の裏に水疱ができる
- 手のひらなどに膿疱ができる
- 手足の皮膚が赤くなっている
- かさぶたができて剥がれ落ちてくる
- 皮膚の表面が硬くなってくる
- 足の裏がひび割れてくる
- 爪が変形してくる
- 爪が剥がれてくる
- 関節部に痛みが出てくる など
治療について
喫煙している場合は、まずは禁煙が大事です。病巣感染がある場合はその治療も必要となります。
外用療法としては、ステロイド軟膏の外用やビタミンD3軟膏の外用を行います。改善に乏しい場合は紫外線療法を併用したり、関節痛がある場合は鎮痛剤の内服や生物学的製剤の適応となります。