イボとは?
イボは、正式には尋常性疣贅、ウイルス性疣贅と言い、皮膚の小さな傷口からヒトパピローマウイルス(HPV)が侵入し、感染することで発症します。あらゆる世代で発症しますが、小児期によくみられます。この場合は、手の指や足の趾、手のひら、足の裏などにイボができます。大きさは直径数㎜~1cm程度で、表面はザラザラしています。皮膚に近い色のこともありますが、茶褐色、赤茶色、白色、灰褐色など様々あります。痛みやかゆみなどの自覚症状がみられることはほとんどありません。
主な症状
- 手や足の裏に小さなできものがある
- 吹き出物がドーム状に隆起してきた
- できものの表面がザラザラしている
- 指先で触ったらできものの数が増えてしまった
- ブツブツした盛り上がりが繋がってきた
- 髭剃り跡が小さく膨らんできた
- 外陰部にしこりがある
- できものが硬くなってきた など
治療について
イボの治療は凍結療法と言ってマイナス196℃の液体窒素によって冷凍凝固させていきます。1回の治療で治ることはほとんどなく、通常は1~2週間ごとに受診していただき、イボを取り除いたり、小さくしたりする治療を行います。また、イボができる部位やウイルスの型によって治療までの時間が違います。
1か月程度で治るケースもあれば、1年以上かかるケースもあります。